音響六ヶ条

店舗音響工事

🔊 失敗しないための6箇条
店舗の音響は、内装工事の早い段階での計画が重要です。後戻りできないミスを防ぐため
以下の項目を厳守してください。

 1.置き場所(アンプ/レジ)

設置場所は「操作性」か「耐久性」かで判断します。
●レジ下(操作性優先): 日々の音量調節や電源操作がしやすく、最も一般的な配置です。

置き場所(アンプ/バックヤード)

●バックヤード(耐久性優先): 飲食店など、油煙・蒸気・ホコリが多い現場に。故障リスクを下げ、機器を長持ちさせます。
●注意点: ジャンル固定であまり操作しない店舗は、汚れにくい場所を選定してください。

2.配管

配管は22φなどを使用します。

●置き場所からスピーカー取り付け場所の点検口に配管しておくことで、事後にも対応可能になります。

●その際、余裕を持って配管数は決めてください。


3.穴あけ(天井埋め込み)

開口前に「天井裏」の確認が必須です。

精度: 指定寸法で正確に開口してください。デザイン上、後からの位置変更は困難です。

干渉物の確認: 穴をあける前に、天井裏の空調ダクト・軽天材・梁の位置を必ず確認してください。

奥行き注意: YAMAHA製などの高音質スピーカーは本体に高さ(奥行き)があります。天井裏のスペースが足りないと取り付けができません。

4.配線(ルートと処理)

「後のメンテナンスができるか」がポイントです。

単独配線: アンプから各スピーカーへ直接1本ずつ引くこと。4本以内の場合、送り配線(数珠繋ぎ)は禁止です。

点検口がある場合: 後の調整のため、点検口内に配線を「巻き溜め(余長を確保)」しておいてください。

点検口がない場合: スピーカー取り付け位置(開口部)から直接、余裕を持って線を出しておいてください。


5.取り付け位置(配置バランスとNG場所)

空間全体を心地よく包むための鉄則です。

壁掛けの場合のコツ: 取り付け位置から15cm程度離した場所からケーブルを出しておくとスムーズです。

配置間隔の目安:

天井高 2.8m以下 ➔ 間隔 3m以内 を推奨

天井高 3.8m以上 ➔ 間隔 4m以上 でも可

【重要】設置NGな場所:

レジの真上: お客様との会話や電話対応の邪魔になります。

客席テーブルの真上: その席だけうるさすぎて不快になります。通路の上に設置するのが鉄則です。

【推奨】設置すべき場所:

トイレ内: 客席との距離が近い店では、音漏れ防止(プライバシー保護)に非常に効果的です。

6.ケーブルの種類

アンプの故障や音トラブルを防ぐため、流用は厳禁です。

VVFケーブルの使用禁止: 芯線が太く硬いため、アンプの端子に入りません。無理に繋ぐとアンプの破損や断線の原因になります。必ず専用線を用意してください。(※実物比較写真を参照)

推奨ケーブル: AE線、平行線、キャブタイヤケーブルを使用。